HOME > お知らせ一覧 > 相続税法の改正(基礎控除)

相続税法の改正(基礎控除)

2014年12月04日

来年(平成27年)1月1日から適用される相続税法に、重要な改正がいくつかあります。
今回はそのうち、基礎控除額の改正についてご説明します。
※分かりやすさを優先するため、詳細を割愛したかなり大雑把な説明となります。ご了承ください。

まず【基礎控除額】とは、相続税を計算する上で以下の部分で使います。

全遺産の金額 -【基礎控除額】=正味の遺産額(相続税の計算のもと)

つまり【基礎控除額】が大きければ大きいほど、相続税の金額は低くなります。
この【基礎控除額】に改正がありました。

(旧)5,000万円+1,000万円×法定相続人の数
(新)3,000万円+600万円×法定相続人の数

※「法定相続人」とは単なる遺産を取得した相続人ではなく、民法で定められた相続人のことを言います。
今回は単純な例として法定相続人が、配偶者と子供(2人)の合計3人とすると【基礎控除額】は、

(旧)5,000万円+1,000万円×3人=8,000万円
(新)3,000万円+600万円×3人=4,800万円

全遺産が1億円とすると、
(旧)では1億円-8,000万円2,000万円をもとに相続税を計算しますが、
(新)となることで1億円-4,800万円5,200万円が相続税の計算のもととなります。

別の言い方をすると、
(旧)であれば8,000万円まで遺産があっても相続税がかからなかったにもかかわらず、(新)となることにより4,800万円の遺産で相続税がかかってくることとなります。40%の減額となっています。

この【基礎控除額】の改正が平成27年1月1日からの相続について適用されます。
土地や建物を持っていれば、かなりの方が相続税の対象となると思われます。
当事務所では相続税のシミュレーションも行っております。お気軽にご相談ください。

※なお、今回の説明では「全遺産の金額」の計算方法や、「法定相続人」の詳しい意味を省略してます。