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確定申告:青色申告のメリット(その2 特別控除)

2015年02月14日

 

具体的な青色申告のメリットですが、まず代表的なものとして65万円又は10万円の特別控除(青色申告特別控除)が挙げられます。
これは実際に使った経費にプラスする金額として65万円か10万円が認められるというものです。
つまり65万円か10万円分の利益が抑えられ節税効果が期待されます。

(設例)
・売上:5,000万円
・仕入原価:3,500万円
・経費:1,100万円

~白色申告の場合~
5,000万円△3,500万円△1,100万円=400万円 が利益となるところ、
~青色申告(65万円控除)の場合~
5,000万円△3,500万円△1,100万円△65万円335万円 が利益となります。

設例を税金で考えますと(所得控除は基礎控除のみ)、
~白色申告の場合~ : 296,500円(所得税)+367,000円(住民税)=663,500円
~青色申告の場合~ : 199,500円(所得税)+302,000円(住民税)=501,500円
となり、所得税と住民税との合計では162,000円もの節税効果が出てきます。
また税金面だけでなく、国民健康保険の加入者であればその保険料にも差が出ることとなります。

<青色申告特別控除を適用できる者>
1.青色申告者
2.不動産所得または事業所得がある個人事業者
3.正規の簿記の原則に従って帳簿書類を基に決算書、申告書を作成すること
4.提出期限内に確定申告をすること

1.についてはその1を参照して下さい
2.不動産所得のみの方で、その賃貸物件が※小規模の場合は10万円の控除のみとなります。
3.青色申告決算書(4枚)を正確に記載することが求められています。
正規の簿記の原則に基づかない場合は10万円の控除となります。
4.提出期限が遅れてしまいますとこの適用は受けることができません。
※小規模には「5棟10室」の目安があります。
建物の貸付であれば5棟、マンションの部屋の貸付であれば10室以上ないと小規模とされ、10万円の控除のみとなります。

帳簿の作成に慣れていない方は「正規の簿記の原則」に初年度は戸惑うかもしれませんが、始めていけばあとは同じことの繰り返しになることが多いです。ご自身の事業の正しい利益を把握するためにも、正確な帳簿の作成をお勧めいたします。

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