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確定申告:青色申告のメリット(その3 純損失の繰越し)

2015年02月24日

所得税はその年ごとに区切って税金が課されるため、原則的には赤字の年は税金は課されず黒字の年には税金が課されます
しかし、青色申告により申告をすることで黒字の年でも税金が課されないようにすることができます。
それが「純損失の繰越し」制度です。平たく言えば「赤字の繰越し」です。

赤字が出た年に青色申告をすることで、その赤字を翌年からの3年間の黒字と相殺することができます。

(例)
・平成25年:赤字100万円(青色申告で提出)
・平成26年:黒字40万円
・平成27年:黒字50万円
・平成28年:黒字60万円

としますと、
・平成26年:0円 ←平成25年の100万円のうち40万円を相殺
・平成27年:0円 ←平成25年の繰越した赤字60万円のうち50万円を相殺
・平成28年:黒字50万円 ←平成25年の繰越した赤字10万円のうち10万円を相殺
となります。
つまり本来なら所得税のかかる平成26年と27年は課税されず、平成28年になってやっと所得税が課されることとなります。

この制度は、特に開業したてで初期投資としての経費の多い個人事業者には大変有利制度ですので、開業届と同時に「青色申告承認申請書」の提出をお勧めいたします。

なお、黒字と赤字の発生順序が逆で
平成26年:黒字100万円(青色申告で提出)
平成27年:赤字60万円
の場合、平成27年において赤字の繰越しをせず平成26年分の黒字と相殺して所得税の還付を受けることもできます。
つまり、平成26年の黒字が40万円だったものとして計算をし直すこととし、払い過ぎとされた部分が還付されます。(純損失の繰戻し)